TOEIC L&R とは
国際コミュニケーション英語能力テストの略で、教育試験サービス(ETS)が主催しており
英語を母国語としない人の英語力を図るためのテストです。
Test of English for International Communicationといい、頭文字をとってTOEICと呼ばれています。
世界各地で受験されており日本では年間で10回のテストが開催されています。
リスニングが100問、読解は100問の計200問で構成され最高点は各495点の計990点です。
テストはマークシート方式で行われます。受験時間はリスニングは45分、読解は75分です。
受験者層は大学生から年配の方まで幅広い年代が受験しています。
受験する目的としては、学生は授業の単位やゼミに入る基準となっている場合が多いです。
社会人では昇級など仕事でのキャリア形成のために受験している人が多いです。
点数の目安としては500点以下は最低限のコミュニケーションがとれ、
700点前後になると日常生活で困らない程度の英語力になり、
それ以上は仕事や学校の授業など専門的な内容まで理解できると言われています。
TOEIC L&R を受験するに至った経緯
イベントコンパニオンをしていた時に外国人のお客様が多く来場していたので、
英語に触れ合う機会が多くありました。
そして、英語が話せると英語対応としての仕事があり給料も上がるので、
短期間でたくさん稼げると思い勉強を始めました。
安い給料で毎日長時間働くのは嫌だったので、短期間でいかに効率よく、
たくさん稼ぐかということばかり考えていて、その結果、
英語対応で仕事が取れると稼げると思いTOEICに興味を持ち始めました。
当時は高卒のフリーターで特に長所もなく毎日フラフラと過ごしていて時間もたくさんあり、
何か形になるものをと思っていたことも理由のひとつです。
もともと英語は得意な方だったので、留学経験がなくて話すのは心配でしたが
英語を勉強することに対しての抵抗感や苦手意識はありませんでした。
仕事でもイベントを主催している会社の帰国子女の人に
英語を話せないことをバカにされたり嫌な思いもあったので、見返してやろうと思い受験しました。
当時付き合っていた彼にも、高卒フリーターでバカにされたり、
悪口を言われたりしていたので彼よりも頭がいい女になってやると思いました。
誰でも分かるようなもので数字となって残り、
レベルがわかるものが良かったのでTOEICはすべての条件を満たしていて良かったです。
その後は、点数がどんどん上がっていくのが楽しくなり勉強を続けました。
TOEIC L&Rの受験勉強を始める前の時点での私の英語学力
基本的な文法は学校で習っていたので知っていましたが、
単語は全くわからず教科書英語を言われる程度のレベルでした。
特に英語に特化して勉強していたわけではないので、
学校の授業で先生の言ったことと教科書に書いてあることをとりあえず丸暗記しておけば、
学校のテストで問題なく点数が取れるという程度でした。
TOEICを受験する前は、日常生活でも英語のレッスンを受けたり、自分で勉強したこともなかったです。
仕事で外国人に英語で話しかけられても、
聞くことはゆっくり簡単な単語だったらわかるけど言い返すのは全くできなかったです。
なので、とりあえず待ってもらって、英語が話せる人に対応してもらうという感じで過ごしていました。
語彙が一番知らなくて日常会話レベルの単語の意味がわからず苦労するレベルの英語でした。
文章を読むことは全くできず長文やビジネスでのメール、
学術的な文は何を書いてあるのか分かるには辞書を使って何時間もかけないと理解できませんでした。
本屋で売っている英語の絵本を試しに買って見たのですが、
単語がわからず、一番下の薄い絵本でも理解できすに途中で諦めました。
リスニングも外国人同士の会話を聞いても、
それが何語を話しているのかもよくわからないくらいのレベルでした。
私はこうして英語力を上げました!
まずは中学1年から文法を勉強し直しました。
一番薄い参考書を買って高校3年になるまで順番にやりました。
単語は全く知らなかったので、本屋で一番下のレベルの単語帳を買って、何度もノートに書いて覚えました。
リスニングはとりあえず毎日BBCを聞いて、
内容は全く理解できなかったけど英語を聞くことになれるために聞き流すことから始めました。
文法が理解できたところで600点を超えることができましたが、
それ以上は単語も難しくなりスペルや意味を覚えるのに時間がかかって大変でした。
単語を使って覚えるために日記を英語と日本語で書き始めました。
最初から英語で全部書くことは無理だったので日本語で書いて部分的に英単語を書いて練習しました。
リスニングは聞き流しをやめて短時間でしっかりと集中して聞くようにしました。
本も一番薄い子供が読むような絵本を買って、
一冊ずつ全ての単語を調べながら時間がかかっても最後まで読むようにしたり、
ウェブで英語の記事を読む場合は自分の趣味や興味のある内容からピックアップして読むようにしました。
ちょうどアメリカの刑事ドラマにハマり、気に入った役者のセリフを理解したいと思い、
何度も聞き直して何を言っているのか頑張って理解していました。
プライベートなことも知りたかったので、アメリカのゴシップ記事を見たりして英語へのモチベーションを維持できるようにし、
いかに楽しく英語も勉強するかということに注目していました。
日本が好きだと書いてあったので、日本に来たら会って話せるかもと妄想しながら高いモチベーションを維持できました。
ランゲージエクスチェンジにも登録したのですが、
こちらは、日本人相手の下心満載の外国人も多くてなかなか良い人に出会えませんでした。
結局アメリカ人の女性と出会えて勉強相手が見つかったのですが時間がかかったり、
誘いを断ったら嫌がらせのように汚い英語で罵声を浴びせて来たりと変な人も多かったです。
合格したその後
650点を超えたあたりから英語対応のコンパニオンとして展示会などで仕事をしました。
給料も以前は日給10000円程度でしたが15000円から20000円くらいまで上がり、
展示会は3日間くらいある場合が多いので総額にするとかなり良い給料を貰えました。
英語を話せると周りからのウケも良くて才色兼備として扱われることが多かったです。
TOEICの点数が700後半になると海外向けのイベントにも呼ばれることが多くなり、給料ももっと上がりました。
通常のコンパニオンと休憩などのシフトや業務内容は変わらないのに給料はとても良かったです。
同じイベントの仕事でも、給料も展示会の内容も選択肢が多くなり、
今までとは違った業務に挑戦できるようになりました。
書類選考やオーディションもありましたが、英語ができる人を企業側も確保しておきたいので
他のコンパニオンよりも優先してもらえることも多く、仕事の量が増えたり、
年間を通して同じ会社で多くの展示会で仕事を貰えたりとお金には苦労しなかったです。
イベントコンパニオンを辞めた後は語学留学をして、帰国後は子供に英語を教えたり、
翻訳をしたりと英語に関するお仕事をしています。
自分のペースでできる仕事が多く、これから妊娠や出産など家庭環境が変わっても
続けていける仕事を手にいれることができて良かったです。